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【Findy Team+ Award 2024受賞インタビュー】優れた開発者体験が実現されているチーム〜Frontier Award-Best Practice Division〜

【Findy Team+ Award 2024受賞インタビュー】優れた開発者体験が実現されているチーム〜Frontier Award-Best Practice Division〜

「Findy Team+ Award 2024」 は、「Findy Team+」を利用する企業のエンジニア組織を対象に、生産性指標をもとに評価し、約450社・約20,000チームの中から優れた開発生産性や取り組みを実現しているエンジニア組織を讃える取り組みです。

本記事では、Frontier Award_Best Practice Divisionを受賞した優れた開発者体験が実現されているチームについて、受賞企業の取り組みをインタビュー形式でご紹介します。

目次

株式会社カケハシ

logo KAKEHASHI

受賞企業代表プロフィール

  • 氏名:笹尾 納勇仁
  • 役職:開発ディレクター
  • 経歴:「沢山の埋もれた力を最大限に発揮し最高のプロダクトやサービスを生み出せるチーム」の実現を常に目指す人

開発生産性可視化について・Team+導入に関して

d99ab992-dde8-4e60-ba0c-17240d9df20e-findy team -20240529194129 Team+の活用を通して目指している姿 チームとそのメンバーがプロダクトの次なる価値向上を共有し明確なゴールを設定しています。そして、そのゴールを達成できるのか、設定したゴールは本当に価値を高められているのか、日々確認して着実に進むことができる状態を目指しています。

それに向けて取り組んだ結果、どのような効果を出せているか 開発メンバーは、一体感を持ってフローを優先した開発が可能になりました。これにより、チーム内の状態を常に手に取るように把握しながら開発ができています。

なぜそのような効果が出せたのか 短期の数値に振り回されることなく、事前にどう数値が変化するか仮説を持って数値に向き合うことで、さらなる理想の状態を目指す活動として継続しています。

今後、チャレンジしていきたい取り組み より価値密度が高い開発をアジリティ高く進めていきたいと考えています。GitHubの数値だけでなく、JIRA分析やミーティング分析の活用をしながらチャレンジしていきたいと考えています。

株式会社サイバー・バズ

logo cyberBuzz

受賞企業代表プロフィール

  • 氏名:佐々木 空
  • 役職:執行役員
  • 経歴:2015年新卒入社。複数のプロダクトでの開発責任者を経て、2022年に技術組織管轄の執行役員に就任。

開発生産性可視化について・Team+導入に関して

0660bd77-6cc0-4623-b471-969adfb2aaac-findy team -サイバー・バズ Team+の活用を通して目指している姿 Findy Team+を活用し、チームの生産性を可視化することで、全員がその状況を把握・共有できる環境を整えます。

それに向けて取り組んだ結果、どのような効果を出せているか Pull Requestのマージ数はもちろん、レビューまでの平均時間が5分の1になり、デプロイ頻度も2.8倍程度改善しました。

なぜそのような効果が出せたのか サイバー・バズには元々キャンペーン文化が浸透しており、ゲーム感の演出やインセンティブの用意がメンバーの貢献意欲につながりました。

今後、チャレンジしていきたい取り組み リリース後の変更失敗率をウォッチし、プロダクト品質を維持しつつ開発を進める仕組みを作ることを目指します。

KINTOテクノロジーズ株式会社

logo KINTO

受賞企業代表プロフィール

  • 氏名:有留 完
  • 所属部署名:開発支援部/技術広報グループ
  • 経歴:株式会社リクルートを経て、2022年2月入社。経営層直下組織にて、組織開発/広報/事業企画に従事。

開発生産性可視化について・Team+導入に関して

6ab3366a-e6c9-4026-ac1a-280d41331802-findy team -220219KT-34

Findy Team+の活用を通して目指している姿 弊社は、車のサブスクリプションサービス「KINTO」をはじめ、トヨタグループ各社が展開するモビリティサービスやビジネスをテクノロジーで支援するために、2021年4月に創設されたテックカンパニーです。現在約350名のエンジニア/クリエイターが在籍しています。2024年度は、ユーザーにとって価値あるエンジニアリングを実現していくため、重点取組テーマとして「技術力」「開発生産性」「リリーススピード」の3点を年初方針として定め、プロダクト開発に取り組んで参りました。重点テーマ達成に向けて、データ可視化と社員の意識醸成を目的に「Findy Team+」を導入しています。

それに向けて取り組んだ結果、どのような効果を出せているか 弊社では、開発生産性向上を目的として全社横断の「プロジェクト」を発足しました。経営層、事務局、Findy様の3者にて議論し、取り組み開始前に年間の活動目標を決定。トップダウンの指示が先行し、現場のエンジニアが「やらされ感」を感じ、負担となってしまわないことを意識しながらプロジェクトを推進しました。エンジニアが自発的に活用し、日々の業務を振り返り、自組織の取り組みナレッジの型化や横展開・社内外への発信を出来る風土を意識して進めた結果、部署から自発的に導入要望が寄せられるまでに取り組みが拡大。当初は3部署ほどの利用でしたが、現在は16プロダクト、34チーム、160名のエンジニアの計測・可視化を実施しています。

なぜそのような効果が出せたのか 今回の取組みでは、Findyの皆様のお力もお借りしながら、弊社風土やエンジニアの個性を活かして推進方針を策定したこと、および、事務局が中心となりPDCAを高速で回し続け、結果が出るまで粘り強く取り組んだことが、成功のポイントだと感じています。中途入社100%の弊社では、エンジニアそれぞれが持つ個性/スキルや、主体性を何よりも大切に組織を運営しています。「やってみたい」と思ったことは、社長や副社長に直談判し、スピーディーに取り組んでいけるような風土や経営層の理解があります。実際に、エンジニアが自主的に企画した社内ハッカソンから新サービスが誕生したり、自発的に社員総会や勉強会を運営したり、良い意味で大企業グループらしくない風土があります。この風土を活かし切る方針策定が出来たことが、成功のポイントだと考えます。

今後、チャレンジしていきたい取り組み 今回の成果は、ゴールではなく、スタート地点だと考えています。開発生産性に関しては、ようやく社内普及も進んでまいりましたので、全社レベルで個々の行動変容も促す取り組みを加速したいと考えています。そのために、開発パフォーマンス向上に向けた勉強会やトレーニングについては、プログラム化し、継続的に実施をしていきます。また、内製開発の期待に応えるために「包括的なリリーススピード」を重要視し、開発チームの外側にも目を向けて、事業活動における開発プロセスの整理、見直しなどにも取り組んでまいります。働くエンジニアやステークホルダーの皆様にとって魅力的な組織となるよう、引き続き経営層と共に取り組みを推進して参ります。

楽天カード株式会社

logo RakutenCard

受賞企業代表プロフィール

  • 氏名:松尾 宏介
  • 役職:アシスタントマネージャー
  • 経歴:DEV、PMの経験を経て、エンジニアの開発者体験と生産性向上を高めるイネイブリングチームとして活動中

開発生産性可視化について・Team+導入に関して

e761f42a-0b14-4c9e-b5f3-e9c54cfdb1ee-findy team -paperless Team+の活用を通して目指している姿 開発チームとフィードバックサイクルを回し続けることが重要だと考えています。各メトリクスの推移を一元管理することでエンジニアリングマネージャーの一貫した支援活動に効果を発揮しました。ケイパビリティの改善は仮説・検証を繰り返す側面がありますので、あらかじめどのように効果を測定するか決めた上で活動を始めるべきです。

それに向けて取り組んだ結果、どのような効果を出せているか 改善のパイロットとなったプロダクト内では、全チームでWF開発(Git Flow)からトランクベース開発へ短期間で変更し、デプロイ頻度と変更のリードタイムを劇的に改善することができました。軽量な開発サイクルになったことで、開発サイズが小さくなり、品質とスピードが両立でき、Gitのコンフリクトがほぼ無くなるなど、開発者体験とフロー効率の向上を実感しています。

なぜそのような効果が出せたのか 目指している姿は開発チームの自己組織化です。アジャイル開発のフィードバックループをより強化し、各チーム自身で成長できる機会を生みたいと考えています。計測・評価・価値観などを全チームで統一し、開発組織全体でのイネイブリング活動の効果を最大限に発揮することを目指しています。

今後、チャレンジしていきたい取り組み 今回の経験から、開発組織全体へのイネイブリング活動を行う部署を発足しました。すべてのプロダクト開発において、開発者が心地よく安心して開発できる環境を目指していきます。近年ではAI活用、CI/CD高度化など開発生産性へのトピックが急速に発展しています。ビジネスへの貢献にしっかりコミットできる開発組織としてこれからもチャレンジを続けていきます。

パーソルキャリア株式会社

【K】PERSOL CBL Career Horizontal 2

受賞企業代表プロフィール

7f2a25c1-517a-48e2-a215-b9718d92f137-findy team -登壇写真(調整済) (1)

  • 氏名:川又 颯
  • 役職:リードエンジニア
  • 経歴:メーカーでの設計開発を経て、2019年3月にパーソルキャリアに入社。入社直後は1年間BITAとしてdodaサイト開発のPMを担う。2020年5月にエンジニアに転籍し、dodaサイト開発のエンジニアとして開発業務に携わる。

開発生産性可視化について・Team+導入に関して

Findy Team+の活用を通して目指している姿 Findy Team+を活用し、チームの開発リードタイムやアウトプットの改善・向上を図り、顧客への価値提供スピードと質の向上を目指しています。

具体的には、各開発工程のリードタイムやボトルネックを可視化し、チームの現在地を正確に把握することで目標(理想状態)を目指す上での効率的な開発プロセスを実現することです。

それに向けて取り組んだ結果、どのような効果を出せているか

  • 日次の製造レビュー会の実施により、レビュー時間短縮とアジャイル開発を推進
  • VSM活用によるブラックボックスの解消とFindy Team+活用への紐づけを行い、ディレクターとエンジニア間でタスクの透明性が向上しFindy Team+利活用の促進
  • レビュー時間、レビュー指摘数、バグ数の相関分析 レビューの効率化と質の向上に向けたアクションを実施中

なぜそのような効果が出せたのか

  • 定量・定性評価のバランス Findy Team+を通じて定量的なデータを把握しつつ、チームへの浸透や方向性の整理において、はじめに定性的な議論を重視したこと
  • 透明性の確保 VSMを活用し、ディレクターとエンジニアのタスクを明確にしチーム全体の透明性を高めたこと
  • 継続的な改善プロセス PDCAサイクルを回し続け、リードタイムやアウトプットの改善に向けたアクションを継続的に実施したこと

今後、チャレンジしていきたい取り組み

  • レビュー分析の活用 レビューの質、時間など、実際に発生したバグ数との相関分析を基に、質の向上とリードタイム短縮に寄与する具体的なアクションを実施
  • 外部プラクティスの導入 Findy社とのミーティングを通じて、他の組織の優れた開発手法やプラクティスを取り入れることによりさらなる開発プロセスの改善を図る

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