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イベントレポート

【開発生産性 Meetup #3】開発生産性の高い組織づくりに向けて~目標設定について学ぶLT~

【開発生産性 Meetup #3】開発生産性の高い組織づくりに向けて~目標設定について学ぶLT~

2023年6月22日(木)、ファインディ株式会社が主催するイベント「【開発生産性 Meetup #3】開発生産性の高い組織づくりに向けて目標設定について学ぶLT」がオフラインにて開催されました。

ファインディでは、エンジニア組織支援クラウド「Findy Team+(チームプラス)」をリリースし、エンジニア組織づくりや生産性の可視化を通じたパフォーマンスの最大化支援に取り組んでいます。

前回の開発生産性Meetup#2では開発生産性向上のために組織強化の必要性が高いことから、採用/育成というテーマでイベントを実施しました。 今回は、メンバーの目標設定が、成果の可視化からの成長促進、モチベーション・パフォーマンスの向上や効果的な協業に繋がり、開発生産性向上に寄与することから、「自社ではどのような目標設定がなされているか」をテーマとしました。

目標設定というと、人事評価やノルマに結びついているというイメージを持つ方も多いかと思いますが、 本来は、メンバーの主体性向上やモチベーションアップ、問題解決能力の向上のためのものであると「エンジニアリング組織論への招待」でも紹介されています。 また、実際に目標設定に悩まれるマネジメントレイヤーの方々が多いものの、他社での取り組みは中々知り得ないものであることから、今回のイベントを企画、開催いたしました。

今回は、実際にFindy Team+をご導入いただいている企業様である、株式会社リーディングマーク/大越 心司さん、 株式会社ゆめみ/桑原 聖仁さん、株式会社ワンキャリア/宇田川 涼平さんにご登壇いただきました。

他社での目標設定についての各社の取り組みを学びながら、新たなtipsを得られるようなイベントとなりました。

目次

イベントのアジェンダ

タイトル

前回に引き続きお足元が悪い状況でしたが、みなさまにお越しいただきイベント開始!

LTパート

──株式会社リーディングマーク 大越 心司さん サービス開発部 エンジニアリングマネージャー チームを強くした目標設定の話 引用:https://speakerdeck.com/komurowakako/timuwoqiang-kusitamu-biao-she-ding-nohua

Four KeysのHighギリギリの数値を目標値と設定し、取り組み結果としては変更のリードタイムが大幅改善されていました! 取り組み内容は大きく4点

  1. 変更リードタイムを短くする重要性を全員に「納得」してもらう
  2. チーム内で業務の優先順位を決めることで行動選択コストを下げる
  3. マージ済PR数とレビューするまでの平均時間をエンジニア評価指標に含める
  4. EMが開発に関わる事をやめる

特に、「EMが開発に関わることをやめる」ことで全ての意思決定をエンジニアに任せた結果、 チームが一丸となり、自己組織化・組織効力感の向上につながったというお話が印象的でした!

リーディングマーク大越さん登壇風景

──株式会社ゆめみ 桑原 聖仁さん 執行役員/テクニカル・エバンジェリスト 全員が意思決定する会社で開発者体験や生産性を見る大変さについて
引用:https://speakerdeck.com/clown0082/quan-yuan-gayi-si-jue-ding-suruhui-she-dekai-fa-zhe-ti-yan-yasheng-chan-xing-wojian-ruda-bian-sanituite

  • 当たり前の定義化
  • 組織的な技術支援
  • 全員CEO制度

などの実施で開発者体験向上に取り組んでいらっしゃるゆめみ社では、 こうした取り組みが、実際にどの程度開発者体験が向上したかをDX Criteriaで可視化されているとのこと。 さらに開発生産性については、まずは王道のFour Keysを指標とし、 ゆめみ社(受託開発)ならではの課題には、組織の仕組み変革で解決しようとされているお話をしていただきました!

ゆめみ桑原さん登壇風景

──株式会社ワンキャリア 宇田川 涼平さん サーバーサイドエンジニア エンジニアの評価を多角的に行うためのフレームワーク「The SPACE」の紹介 引用:https://speakerdeck.com/udatitor1/ensinianoping-jia-woduo-jiao-de-nixing-utamenohuremuwaku-the-space-noshao-jie

各所から記事が出るなど話題になっている「The SPACE」についてお話しいただきました。 以前は「半年間で作ったプルリクエストの変更行数」の合計のみでエンジニアを評価していたことにより、課題を抱えていたそうですが、 「The SPACE」のフレームワークを使った評価指標を用いたことで、エンジニアのアクションが変わり、開発生産性が向上したとのことでした! まだまだ国内の事例が少ないため、質問も多くあがり、みなさんの注目度合いが伝わるパートでした!

ワンキャリア宇田川さん登壇風景

課題別テーマ交流会

今回のテーマはこちらの3つ

  1. 目標設定が失敗する原因について
  2. 何を目標値として設定しているか、どのようにして計測しているのか
  3. 目標設定の見直しタイミングについて

目標設定というテーマに絞っていたこともあり、他社様の具体的な取り組み内容を知れてよかったという声が多かったです!

お越しいただきありがとうございました!

集合写真

次回 開発生産性 Meetup について

──強い開発組織を作るためにビジネスサイド連携のベストプラクティス【開発生産性 Meetup #4】

開発生産性向上に取り組む過程で、各社がどのようにして連携力のある強い組織づくりを目指しているのか、イベントを企画しました。 申し込みはこちら connpassにて受付をしておりますので、是非ファインディ/Findyグループの登録をお願いします。

その他、セミナー・イベント情報はこちらからご確認いただけます。

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