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【Findy Team+ Award 2024受賞インタビュー】 開発組織全体での開発生産性スコアが優れた組織(100名以上の組織規模)

【Findy Team+ Award 2024受賞インタビュー】 開発組織全体での開発生産性スコアが優れた組織(100名以上の組織規模)

「Findy Team+ Award 2024」 は、「Findy Team+」を利用する企業のエンジニア組織を対象に、生産性指標をもとに評価し、約450社・約20,000チームの中から優れた開発生産性や取り組みを実現しているエンジニア組織を讃える取り組みです。

本記事では、Team Awardを受賞した__開発組織全体での開発生産性スコアが優れた組織(100名以上の組織規模)__について、受賞企業の取り組みをインタビュー形式でご紹介します。

目次

CyberAgent, Inc.

CyberAgent

受賞企業代表プロフィール

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  • 氏名:大内 康平
  • 所属部署名:
  • 役職:Software Engineer
  • 経歴:2023年にDeveloper Productivity室に中途入社。入社前は様々なスタートアップを渡り歩き、ECサイトの構築や広告配信システムの開発、クレジットカード周りの開発などに従事。サイバーエージェントでは横軸組織として全社の開発生産性の向上に向けた取り組みを推進。

開発生産性可視化について・Team+導入に関して

Findy Team+の活用を通して目指している姿 サイバーエージェントでは全社の開発生産性をあげるために様々な施策を行っています。私が所属してるDeveloper Productivity室もその1つと言えます。 そもそも開発生産性を向上させるためには憶測ではなくきちんと定量的に計測することが重要です。 Findy Team+を活用し、サイバーエージェントグループの開発チームが自分達の開発生産性を測定でき、生産性向上のためのPDCAサイクルをデータドリブンに回せる状態を目指しています。

それに向けて取り組んだ結果、どのような効果を出せているか Findy Team+で開発チームの現状を把握し、それぞれのチームの課題にあったアプローチをしています。 あるチームはコードレビューに目をつけ、レビュアーの偏りをなくすためにランダムアサインを実施。 週次で振り返りを実施しデプロイ回数が21%向上しました。 またあるチームは、PRあたりのbatch sizeの大きさとコードレビューが実施されるまでの時間に着目し、週次で振り返るようにしました。 その結果、変更のリードタイムが67.5%削減されました。

なぜそのような効果が出せたのか それぞれのチームが数値から課題を特定し、そのチームの課題にあったアプローチを取るのが重要です。 チームの課題を特定するためには計測が大事です。 しかし、数値から次のアクションを見つけたり課題設定を適切に行う部分が難しいところです。 ここに関してはTeam+のカスタマーサポートの方にも協力してもらいながら、目標設定から改善アクションまで一緒に並走できるのも大きいと感じています。 また、週次で振り返りを行うことでチーム内で温度感を共有し同じ方向を向いて課題を解決していくことも重要かと思います。

今後、チャレンジしていきたい取り組み まだまだ開発生産性を可視化できているチームは少ないと思っているので、グループ内でもっと多くのチームが開発生産性を可視化できるように認知度を上げていきたいです。 そのために、コミュニティの醸成や内外含めて発信発動をしていこうと思っています。 また、独自にDORA Core Model v2に沿ったケイパビリティの計測を行っているので、低い項目を重点的に横軸で解決していこうと思っています。

メドピア株式会社

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受賞企業代表プロフィール

  • 氏名:保立 馨
  • 所属部署名:
  • 役職:VPoE
  • 経歴:サーバーサイドエンジニア、モバイルアプリエンジニアを経験後、エンジニアリングマネージャーを経てVPoEとして働いている。

開発生産性可視化について・Team+導入に関して

Team+の活用を通して目指している姿 定量的に開発者体験を向上するための指標を確認することで、エンジニアが働きやすい環境を整備でき、エンジニアのエンゲージメントを高められること。

それに向けて取り組んだ結果、どのような効果を出せているか チームごとに特定の項目の閾値を設定し、チームに合わせた改善計画を立て、開発者体験を向上できている。

なぜそのような効果が出せたのか チームごとに改善計画を立てることによって、実行力を上げることができている。

今後、チャレンジしていきたい取り組み ルールが守られていることは当たり前になっており、Four Keysやレビュー速度などが話題にならないレベルまで成長できた。Findy Team+ を使って感じることは、「見えることは改善できる。見えないことは改善できない」ということ。Findy Team+ で見えるようになったことは、チーム一丸となって改善できており、今後は改善できる範囲をFindy Team+ で見えない部分まで、広げていきたいと考えている。

株式会社タイミー

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受賞企業代表プロフィール

  • 氏名:河又 涼
  • 所属部署名:
  • 役職:VPoE
  • 経歴:株式会社タイミーに2024年2月に入社、VPoEとしてエンジニア組織のマネジメントを行う。

開発生産性可視化について・Team+導入に関して

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Team+の活用を通して目指している姿 私たちが目指しているのは、エンジニアやプロダクトチームが一体となり、お客様への価値提供に全力で向き合う組織です。そのために、組織のケイパビリティを高めるための様々な取り組みを行っています。その一環として、狭義の生産性指標であるデリバリー効率を測定する観点から、Findy Team+ を活用してメトリクスを取得しています。

それに向けて取り組んだ結果、どのような効果を出せているか これらの取り組みの結果、チームトポロジーの考え方に基づいた適応型組織を構築することができました。これにより、刻一刻と変化するお客様や競合、市場の状況に対して、柔軟かつ迅速に適応し、継続的にお客様に価値を提供し続けられる組織を実現しています。

なぜそのような効果が出せたのか デリバリー効率などの結果指標を重要視し、継続的にウォッチしてきたことが大きな要因です。 ただし、これらの指標を管理目的で使用するのではなく、結果としての経過を観察することで、組織の健全性を保ちました。 また、隔週の全社総会などでエンジニアリング組織の健全性を示すスコアを全社に開示・説明し、組織全体で取り組みの強度を高めてきたことも効果につながっています。

今後、チャレンジしていきたい取り組み 今後は、狭義のデリバリー効率だけでなく、開発組織全体の生産性や健全性を測るために、SPACEフレームワークの実験的導入を開始しています。ウェルビーイングも重要視しており、メンバーが高い生産性を持って働きやすく、楽しく活躍できる環境をさらに強化したいと考えています。これにより、お客様への価値提供に向き合う組織を一層強化していく所存です。

株式会社BuySell Technologies

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受賞企業代表プロフィール

  • 氏名:渡邊 直人
  • 所属部署名:
  • 役職:EM
  • 経歴:複数社でのプロダクト開発の経験を経て、現在は開発組織横断での生産性向上や制度設計などに従事。

開発生産性可視化について・Team+導入に関して

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Team+の活用を通して目指している姿 当社では、企業がテクノロジーを活かして成長を続けるために次の「2つのDX」が重要だと考えています。

1つ目は企業の隅々までデータ活用を浸透させ、デジタル変革「Digital Transformation(DX)」を推進すること。 2つ目は文化・組織・システム環境を整備し、開発者体験「Developer eXperience(DX)」を向上すること。

開発者体験の向上においてFindy Team+ を活用し、チームや開発者個人がメトリクスを参考に常に改善を続けるリユーステックカンパニーを目指しています。

それに向けて取り組んだ結果、どのような効果を出せているか 事業や組織の環境変化にも対応しながら組織全体で開発生産性スコアが高い状態を維持し、3年連続で Findy Team+ Award を表彰しました。

Findy Team+ を活用してプロセス改善に主体的に取り組むチームが増えました。 また、個人でチームや自身の生産性を確認するためにFindy Team+ を活用する開発者も増えました。

なぜそのような効果が出せたのか 積極的にFindy Team+ を活用して生産性を高めようという意志があるチームを選出して、取り組みをサポートする体制を構築しました。 スクラムを基本としているチームが多く、振り返りの中でメトリクスを確認しながら継続的に開発プロセスをアップデートしています。

また、新卒エンジニアに向けて開発生産性やFindy Team+の利用方法に関する研修を実施し、Findy Team+ のアカウントも発行しています。 研修資料は社内で展開し、新卒やそれ以外の開発者もFindy Team+ を利用したい際には自由に確認できる環境になっています。

今後、チャレンジしていきたい取り組み Findy Team+ でもパルスサーベイ機能として提供されているSPACEフレームワークを活用し、チームが自律的に開発者体験やコンディションなどをマネジメントすることにチャレンジしていきたいと考えています。

今後も開発者体験の向上と事業への貢献を最大化し、リユーステックカンパニーとしてさらなる成長を目指します。

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